「かさねの」とは、襲の色目(かさねのいろめ)から名付けました。
かつての日本で親しまれてきた着物や衣装は、生地となる絹が非常に薄く、
裏地の色が表面に透けて見えるのも特徴のひとつでした。
この機能を活かし、表地と裏地、重ね合わせる絹の色合いによって、
衣装は個性的で美しい色合いを表現し、
ときに四季をも印象づける役割も果たしていました。
人と人、会社と会社、仕事と仕事。
あるいは、それらに関わる心と心を重ね合わせることで、よりよいものを作り出す。
単独では表現することができなかった、調和のとれた色合いは、
四季・時代を越えてきっと多くの人の心に残るだろう。
そんな想いを込めて、私たちは日々、業務に励んでいます。